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- 「日本第2位の山・北岳バットレス」
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2008.12.17 Wednesday
今日の写真は、南アルプス・北岳の東側斜面に当たる、北岳バットレスと呼ばれる山頂から続く高さ約600メートルの岩壁です。
北岳の魅力である「高山植物」を見ながら登るなら、先日書いた、草すべり経由で肩の小屋、頂上というルートがお勧めです。もう一つのルートが大樺沢からハ本歯コル経由北岳山荘、頂上というコースです。このルートは、途中雪渓があったり、稜線直下の梯子登りや右手のバットレスからの落石に注意しなければなりませんが、一気に登っていく感じがします。
そして、この北岳のルートの中で、ロープワークを含む本格的な登攀訓練をしてからでないとチャレンジできないアルペンルートが、このバットレスの登攀ルートです。
- 「日本第2位の山」・日本百名山・南アルプス
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2008.12.12 Friday今日の写真は、南アルプス・北岳です。日本で1番高い山はもちろん富士山ですが、2番目の山を知っていますか?この「北岳」なのです。
北岳(3,193m):甲斐白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)の一番北側の山。古くから多くの登山者に親しまれおり、高山植物が豊富で、特に山頂の南東側斜面、山頂北側の白根御池上部の「草すべり」や「右俣コース」、北岳肩の小屋のキャンプ指定地付近などに大きな群落があり、夏には100種以上の高山植物が見られます。山頂付近では固有種の高山植物キタダケソウが自生しています。
ルートとしては、入りやすい山梨県側から広河原経由で入る人が多いようです。また、山頂付近には150人規模収容の山小屋が2つあり、便利です。
ダイナミックな展望、雪渓や樹林帯といった変化にとんだコースが人気の理由となっています。私にとって、この山は思い出の多い山です。4回登りましたが、1回目は、白根御池から草すべり経由で肩の小屋(泊)翌日山頂にてご来光を見て下山という一般ルートでした。以下次回・・・。
- 「鳳凰山のオベリスク」・日本百名山・南アルプス
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2008.12.05 Friday
さて、今日の写真は、南アルプスの鳳凰山の地蔵ヶ岳オベリスク(地蔵仏)と呼ばれる巨大な尖塔オベリスクです。鳳凰山のシンボルで甲府市内からもその姿を見る事が出来ます。
鳳凰山(観音岳2,840m):鳳凰三山とも呼ばれ、地蔵岳(2,764m)・観音岳(2,840m)・薬師岳(2,780m)の総称です。
白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、秩父山地、甲府盆地などの展望台として知られる山です。
登山道としては、麓の御座石鉱泉からの尾根道、青木鉱泉からドンドコ沢を遡る沢道と南アルプススーパー林道の夜叉神峠(夜叉神トンネル入口)からの登山道があります。夜叉神峠から登って御座石に下るの方が多いでしょうか。
私は、この山にも冬しか登っておりませんが、絶好の天気で甲斐駒ケ岳が大きく目の前に輝いていました。(是非、4日の写真をご覧ください)
- 「仙丈岳」・日本百名山・南アルプス
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2008.12.05 Friday仙丈岳(3,033m):仙丈ヶ岳(センジョウガタケ)とも言い、南アルプス北部の高山植物でも知られる名山。
ふもとの北沢峠(標高2,032m)まで、バスが運行しており、東京方面からは1泊2日でも登頂可能になり、日本の3,000m峰の中でも容易に登れる山のひとつになりました。
上り下りで大変ですが甲斐駒ケ岳と一緒に北沢峠2泊でチャレンジする方も多いようです。
私は、この山には、冬に登りました。天候に恵まれ、山頂から白銀に輝く、甲斐駒ケ岳、北岳、塩見岳などの南アルプスの山々、八ヶ岳、北アルプス、中央アルプスと夏山とは違った360度の展望を楽しんだのを思い出します。
今度は是非、高山植物の時期に行ってみたい山ですね!
- 「冬の甲斐駒ケ岳」・日本百名山
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2008.12.04 Thursday
鳳凰山から見た冬の甲斐駒ケ岳です。
元々、花崗岩の山で夏でも白く見える山ですが、冬見ると岩肌についた雪で、その急峻さがより強調され、本当にいい山だと見とれさせてくれます。ピラミッド型の山であることがよくわかると思います。
甲斐駒ケ岳(2,967m):この山に始めて登ったのは、大学1年生の7月、表登山道というべき黒戸尾根から登りました。このルートは、登山口から2,967mの山頂との標高差が約2,200mもある日本でも有数の体力を要するルートです。初日は、小雨交じりの天気でしたが、ひたすら急登の連続だったことを覚えています。
7合目で1泊して次の日は、雲ひとつない晴天!頂上で、北岳・鳳凰三山・八ヶ岳・北アルプスなどの展望を楽しんだ後の下り道で、ある出来事が、待っていました。
もうちょっとで5合目小屋(=休憩)という場所、右側に山肌がせまり、左側が切れ落ちている狭い山道でしたが、私は約30Kgの荷を背負っていたせいか?かなりバテ気味でした。小石につまづいたのか、突然バランスを崩し、1歩前に踏み出した左足の下には地面が・・・ありませんでした。
一度は、木にしがみついたものの、背の荷物と自分の体重を支えることができるはずもなく、なんと私は、そのまま約10mほど転落してしまったのです。
一瞬「あっ!俺、このまま死ぬ!」と思いました。でも意識はしっかりしてまして、目の前に木が見えましたので、手を伸ばしたのを覚えています。結果、崖に生えていた木に引っ掛かり、かすり傷一つ負わないで無事救出されました。
それ以来、クラブで私のあだなは、「スッテンコロリン」。ちょっとした、気の緩みと体力の無さが原因だった思うのですが、今、思い出すと「ぞっと」します。
そんなことがあったにもかかわらず私は、山登りを続けていますが、でも、山は怖いですよ。
一般ルートでも転落等の危険があるのです。逆に転落事故の多くが、なんでもないようなところで発生しています。危険そうなところが過ぎても気を抜かず、十分に注意して行動しましょうね。
最近は、バスの通っている北沢峠(海抜2,032m)からの入る方が多いようですが、私は、その後の2回も、山に登ったと実感させられるこの黒戸尾根ルートから登りました。でも、今度行くとしたらやっぱり北沢峠からかな?(−−〆)(^J^)
- 「甲斐駒ケ岳」・日本百名山・南アルプスvol.1
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2008.12.03 WednesdayJUGEMテーマ:ひとりごと先日、山をおやりになる生徒様との会話で「日本百名山」の話が出ました。
山を愛する昭和の作家・深田久弥著「日本百名山」という本の名前を、山登りをする方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。1964年に発行された名著です。
北は、北海道・利尻岳から南は、九州屋久島(宮ノ浦岳)までの日本の名山を、深田さん独自の基準(山の品格・山の歴史・山の個性・1500m以上)で選らび、ご自身の登山時の状況などを入れながら紹介した本です。
具体的に100の山を並べられると、山をやっている人なら、そのうち自分はいくつ登ったとか、全部登るのを目標にしたりとかしたくなると言われています。大学時代から山を始めた私も、ご多分にもれず、その数を数えておりました。最近ちょっとご無沙汰なので、自分がどれくらい登ることができたか?すっかり忘れてました。
生徒様との会話でちょっと気になりまして本棚から改めて「日本百名山」と「百名山ガイド」を取り出して数えなおしてみました。結果は、56座でした。やっと半分達成というところです。北海道の7座と西日本・四国・九州地区の13座には、今後もなかなか行く機会もない気がするのですが、残り24座には、なんとか登ってみたいですね。そして、最後には、やっぱり100山達成したいですね。
さて、深田久弥の日本百名山に南アルプスの山は10座入ってます。
南アルプス=赤石山脈とも言い、山梨・長野・静岡の3県にまたがっています。私にとって思いでの多い山塊です。北から順にご紹介してゆきましょう。
甲斐駒ケ岳(2,967m):南アルプスの北端部に位置する三角錐(ピラミッド型)のきれいな山で、3,000mには、わずかに足りません。この山に私は今までに3回登ってまして、忘れられない一番の山です。